しろく日記

小さなことをつらつらと

俳句紹介 40 山口青邨

こんにちは👋😃 しろく です😊

突然ですが、玉虫色という言葉を

知っていますか❔

辞書には、
①(略)玉虫の羽のように緑色や紫色に見える染め色や織り色。
②立場や見方によって同じことがさまざまに解釈され、あいまいなこと。
       (旺文社標準国語辞典より)

②の意味は知りませんでした

①を語源にしたと思うと、

②は面白いです✨(意味は良くないですが)

「玉虫色の表現」などと使います‼️


今日は、玉虫の俳句を紹介します❗

では、一句


玉虫の羽のみどりは推古より
          山口青邨


久しく飾り物で重宝されている玉虫。
光を受けて、何色にも輝く羽に、古代から
の味わいを感じた。

季語は玉虫で夏です❕

推古には、昔のことを考えるという

意味があります。

また、推古天皇は、

玉虫厨子(たまむしのずし)というものを

愛用していたそうです。

推古という言葉が、

よい働きをしています🎵


ではでは👋

#俳句
#山口青邨

俳句紹介 39 正岡子規

こんにちは👋😃 しろく です❕

ところで、お酒🍶は、好きですか❔

お酒の豆知識で、

ドリアンを食べているときに、

ビール🍻を飲むと、

死ぬことがあるそうです。

ドリアンの成分アルコール胃酸が、

反応してしまうことが、原因です❕

気になった方は、調べてみてください😊

今日は、新酒という季語の俳句を

紹介します🎵

では、一句

二三匹馬繋ぎたる新酒かな
            正岡子規

田舎町で、遠くに馬がいるのが見える。
新酒の蔵出し作業とその周辺の風景。

結構、省略されています😅

季語は新酒でです❕

現在の新酒は、2月頃に出回りますが、

新米を収穫してすぐ

お酒を作っていたことが由来です😄  

二三匹という言い方で、遠くの風景

であることを示しています🎵


ではでは

#俳句
#正岡子規

俳句紹介 38 水原秋桜子

こんにちは👋😃 しろく です❕

突然ですが、ハゼ釣り🎣は、

経験ありますか❔

私は、ありません。

釣りは好きですが、日に焼けることが

気になって…😓

ハゼは、初心者でも簡単には採れる魚🐟

なので、人気ですよね😃

今日ははぜの俳句を紹介します❗

では、一句


鯊釣りや不二暮れそめて手を洗ふ
           水原秋桜子

船に乗り、はぜ釣りを楽しんだ。
いつの間にか日が暮れはじめ、遠くに見える富士山は、夕暮れに色づく。私は、船から身を乗り出して、汚れた手を洗っている。

ちょっと、長くなってしまいました😥

季語は鯊(はぜ)で、です✨

それにしても、のどかで良い風景ですねぇ

堂々とそびえる富士山、と

潮水で洗っている手、の

大きさの対比がありますね😃


いつか、ハゼ釣りしたいなぁ❕


ではでは👋

#俳句
#水原秋桜子

俳句紹介 37 中村草田男

こんにちは👋😃 しろく です❕

今日は、夏の俳句を紹介します‼️

では、一句


万緑のなかや吾子の歯生え初むる
           中村草田男


緑が深くなってくるころ、子供の初めての歯が生えてきた

季語は「万緑」で、夏ですね😃

子供の歯の白色と、

万緑の緑色との対比が使われています✴

俳句全体から、生命力をかんじる、

生き生きとした俳句ですね😊


作者・中村草田男(1901-1983、

くさたお)は、

正岡子規が創刊した、「ホトトギス」の

同人です❕

後に「万緑」を創刊し、主宰しました😊

ではでは✨

#俳句
#中村草田男

俳句紹介 36 杉田久女

こんにちは👋😃 しろく です❕

突然ですが、

なんと読むでしょうか❕

五文字です、五文字😊

答えは、、、

ほしいまま

辞書には、難読漢字として

載っていました❗

思いのままという意味です✨

今日は、ほしいままという言葉が

入った俳句を紹介します🎵

では、一句


谺して山ほととぎすほしいまま
           杉田久女


木々が生い茂る英彦山の中で、
ほととぎすの鳴き声だけが、
こだまして響いている。

は、こだまと読みます🌠

英彦山(ひこさん)とは、

福岡県大分県にまたがり、

日本三大修験道場の霊山(日本三彦山)に、

新潟県弥彦山(やひこやま)

兵庫県雪彦山(せっぴこさん)とともに

数えられています✴


ではでは

#俳句
#杉田久女

俳句紹介 35 水原秋桜子

こんにちは👋😃 しろく です❕

突然ですが、

日本三鳴鳥(さんめいちょう、日本にいる

さえずりが特に美しい鳥のこと)は、

何か分かりますか?

こたえは、、、
 

駒鳥大瑠璃です。

鶯(ウグイス)は、予想できましたが、

他の2つは、分かりませんでした😥

今日は、大瑠璃の俳句を紹介します‼️

では、一句

 
この沢や今大瑠璃鳥のこゑひとつ
            水原秋桜子

この沢は、おそらく、大瑠璃の声が響くほどの静寂に包まれている。そこで今、
大瑠璃が美しく鳴いた。喜びが、ふつふつとこみ上げてくる。

大瑠璃鳥 と書いて、おおるりと

読んでいます🎵


この俳句では、この と  が

いい働きをしています❗

臨場感を高めてるのです‼️



いつか、本物の大瑠璃の声を

聞いてみたいです❕

ではでは✨


#俳句
#水原秋桜子
#日本三鳴鳥

俳句紹介   34 河東碧梧桐 

こんにちは👋😃 しろく です❕

今日は、秋の七草の一つで、

頭文字が  のものを紹介します❗

どんな草か、分かりましたか❔

こたえは、

芒(すすき)です❕

秋の七草とは、萩、

尾花(おばな=すすき)、

葛(くず)、撫子(なでしこ)、桔梗(ききょう)

女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじはかま)

です❕


では、一句紹介します🎵


この道の富士になり行く芒かな
           河東碧梧桐


富士山の裾野には、一面すすきが生えている。この道を今、歩いている。


上五(初めの5音)の中の、この

とてもいいですよね✨

歩いていることの臨場感が、

伝わってきます😊


河東碧梧桐(かわひがし へきごとう

1873-1937)は、正岡子規(1867-1902)に

師事しますが、

子規の没後、新傾向俳句を展開します。

正岡子規は、定型(17音、季語を入れる)

を大事にし、自然を詠んだのに対し、

新傾向俳句では、定型を破り

心理的、実感的なものを詠みました。

この俳句は、新傾向俳句に

転じる前のものです❕


ではでは👋

#俳句
#河東碧梧桐
#新傾向俳句