しろく日記

小さなことをつらつらと

俳句紹介 23 杉田久女

こんにちは👋😃 しろくです🎵

今日は、偉大なる女流の俳人・杉田久女の

作品を紹介します❗


足袋つぐやノラともならず教師妻
             杉田久女

教師の妻として、平々凡々な日々を
過ごしている、自分を嘲けている。


大正11年に作られました。

「つぐ」とは、繕うことです。

ノラとは、

ノルウェーの劇作家・イプセン

「人形の家」の主人公です。

弁護士の妻であったノラは、

夫から人形のように

愛されていただけと知り、

夫と子供を捨て、家を出ます。

イプセンは、社会問題をテーマにした

作品が数多くあります。

この、「人形の家」も、女性解放運動と

あいまって、世界中で反響をよびました。

近代劇の祖と呼ばれています。


話はもどって、

俳句には、

「ノラともならず」とあります。

なぜ、「ノラともなれず

ではないのか。

作品・久女は、なろうと思ったら、

できたが、自分でその選択をしなかった

ということを表しています。

その頃、久女のライバルの女流俳人たちが

どんどん有名になっていったこともあり、

コンプレックスもあったのでしょう。

ですが、この句からは久女の意思や強さを

感じられます。

#俳句
#杉田久女