しろく日記

小さなことをつらつらと

俳句紹介 26 中村草田男

こんにちは👋😃 しろく です❕

ところで、

蚯蚓

この漢字、読めますか❔

うーん😔

読めるわけないじゃない❗ って声が

聞こえてきました(ToT)

もちろんです、私は全く分かりませんでした😊

ヒントは、生き物🐧の名前、そして、

夏☀️の季語、となっていることです。

こたえは、、、、のちほど❕


ということで、俳句を紹介します🎵

では、一句


みちのくの蚯蚓短し山坂勝ち
          中村草田男

まず、「蚯蚓

こたえは、ミミズです❕

すると、1つ気づくことがあります✴

そうです、「み」の音が多い🌟

ちのくのみみじかし」

リズムが出ています🎵

俳句の意味は、

陸奥のミミズは、他の地域よりも
短い。作者は、今、山坂を
歩いていてミミズに気がついた。
ミミズは、小さな体をもって
山坂に勝っている。

こんなところでしょうか。

なんか、面白いですね😃

同じ音を続けてリズムをだすことも、

テクニックの一つです😊

作者・中村草田男(1901-1983)は、

ホトトギス」の同人です😄

高浜虚子に師事し、

石田波郷(いしだはきょう)、

加藤楸邨(かとうしゅうそん)と

共に、人間探究派とよばれました。

いつか、詳しく説明します‼️


ではでは👋


#俳句
#中村草田男

俳句紹介 25 正岡子規

こんにちは👋😃 しろく です❕

今日は、日本を代表する俳人正岡子規

の俳句を紹介します‼️

では、一句


いくたびも雪の深さを尋ねけり
           正岡子規

何度も何度も雪の深さを尋ねた。

この俳句を詠んだとき、

子規は、結核で病床についています。

尋ねた相手は、看病していた、

子規の母や妹です。

病人なので、甘えがでています。


正岡子規亡くなる前日まで

俳句を詠んでいます。

その、前日に詠まれた三つの俳句は、

絶筆三句 と言われています。

糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
痰一斗糸瓜の水も間に合はず
をとゝひのへちまの水も取らざりき

これは、いつかまた紹介します😊

#俳句
#正岡子規

俳句紹介 24 星野立子

こんにちは👋😃 しろく です❕

だんだん暑い日が増えてきましたね✨

私は、ますます暑くなるので、

体調にも気をつけて下さい😊

では、一句


蓋あけし如く極暑の来りけり
           星野立子

蓋をあけるように、
極めて暑い夏がやって来る。

昭和22年の作品です。

意味は、そのままですね✨

季語は、「極暑」です❕

「蓋をあける」という比喩が、

独特で、立子の表現力が見てとれます。

確かに、納得する比喩ですよね😉


ところで、
「来る」なんて読みますか❔

「くる」「きたる」の2つあります🎵

「くる」  近づくように動く
「きたる」 もうすぐくる
       
 という意味です。

例えば、
「私の誕生日がもうすぐ来る」
「来る6日は私の誕生日だ」

上から、「くる」「きたる」です❗

この俳句では、

極暑が来る(きたる)と読みます❕

私たちは、感覚で読み替えていますが、

よく知ると面白いですね😃



ではでは👋


#俳句
#星野立子

俳句紹介 23 杉田久女

こんにちは👋😃 しろくです🎵

今日は、偉大なる女流の俳人・杉田久女の

作品を紹介します❗


足袋つぐやノラともならず教師妻
             杉田久女

教師の妻として、平々凡々な日々を
過ごしている、自分を嘲けている。


大正11年に作られました。

「つぐ」とは、繕うことです。

ノラとは、

ノルウェーの劇作家・イプセン

「人形の家」の主人公です。

弁護士の妻であったノラは、

夫から人形のように

愛されていただけと知り、

夫と子供を捨て、家を出ます。

イプセンは、社会問題をテーマにした

作品が数多くあります。

この、「人形の家」も、女性解放運動と

あいまって、世界中で反響をよびました。

近代劇の祖と呼ばれています。


話はもどって、

俳句には、

「ノラともならず」とあります。

なぜ、「ノラともなれず

ではないのか。

作品・久女は、なろうと思ったら、

できたが、自分でその選択をしなかった

ということを表しています。

その頃、久女のライバルの女流俳人たちが

どんどん有名になっていったこともあり、

コンプレックスもあったのでしょう。

ですが、この句からは久女の意思や強さを

感じられます。

#俳句
#杉田久女

俳句紹介 22 高浜虚子

こんにちは👋😃 しろく です❕
 
今日は、俳句の歴史に触れたい

と思います🌟

まずは、一句紹介します‼️


春風や闘志いだきて丘に立つ
            高浜虚子

春風が吹くなか、私は、闘志を抱いて
丘に立っている。


まぁ、そのままですね✨


ですが、今日は、この俳句が詠まれた

背景を説明したいと思います。


まず、「俳句」を確立したのが、

正岡子規です。

今日の作者・高浜虚子(たかはまきょし1874-1959)

は、正岡子規(まさおかしき)に教わりました。

正岡子規(1867-1902)の没後、高浜虚子は、

俳句の世界からは、遠ざかっていました。

すると、

河東碧梧桐(かわひがしへきごとう 1873-1937)らの、

新傾向俳句が流行りました。

明治40年代のことです。

しかし、

新傾向俳句は、正岡子規の考えとは異なります。

そこで、高浜虚子は、正岡子規が中心に

発行していた雑誌、「ホトトギス」を継ぐ

ことになりました。


この俳句は、俳句界に戻ること、

新傾向俳句との戦いの決意を

表しているのです。


#俳句
#高浜虚子

俳句紹介 21 山口誓子

こんにちは👋😃 しろく です❕

今日は、真っ赤な、アノ花が季語の

俳句を紹介します❗

山口百恵ちゃんの、

ヒット曲の曲名にもなっている

アレの花🎵

こたえは、曼珠沙華です❕

では、一句


つきぬけて天上の紺曼珠沙華
           山口誓子

おお!名字がどちらも山口ですね✨
(どうでもいい)

季語は、曼珠沙華で、秋です。

つきぬけて天上の紺 とは、

突き抜けるくらいの青空、曼珠沙華

上へ上へと伸びている描写です😊

曼珠沙華の赤と、空の青、きれいな対比です😄


曼珠沙華は、彼岸花と同じ花💠ですよね❗

文字数も同じ。

曼珠沙華を選んだ理由は、

彼岸花だと、お墓のイメージが、

ついてくるからです。


山口誓子は、曼珠沙華を好み、

この他にも曼珠沙華の俳句を

作りました❗

いつか、紹介します❗



ではでは


#俳句
#山口誓子

俳句紹介 20 高浜虚子

こんにちは👋😃 しろく です❕

今日は、写生 の俳句を紹介します🎵


桐一葉日當りながら落ちにけり
            高浜虚子


桐の葉が一枚、
日に当たりながらゆるやかに落ちた。

「日當りながら」は「ひあたりながら」
と読みます‼️(日が当たっている)

桐は、落葉高木の一種です❕

花は夏、実は秋の季語にあたります❗

ここでは、「桐一葉」で、秋の季語と

捉えます😄


この一句は、

ただ単に、その情景を読んでいます。

それだけです‼️

ですが、桐一葉のみを見つめる👀〰️💓

ことで、誰でも想像できるように

なっています🎵

高浜虚子(たかはまきょし)は、

描写の力こそ俳句の真髄

と考えていました😊

一見単純ですが、虚子の個性、描写力が

よくでた俳句です😉



#俳句
#高浜虚子